霊性の低下を考える こころと健康 第08回


万物は「生エネルギーと命エネルギーと体エネルギー」で成り立っている

前号では、想念(死者・生者)と病気の関係について述べたが、内容についても賛否両論、いや異論反論の方が多いかもしれない。しかし、決して宗教的・オカルト的興味本位で述べたわけではなく、約20年前霊的体験をし、真言密教の僧侶として、人間の幸福と成功の法則を研究している中、医者に病因が不明・既に手遅れと診断されたり、藁をも掴む気持ちで訪れてきた多くの病者からの相談を受けた経験をもとに述べたものなので、くれぐれも誤解のないことを願うものである。


むしろ、医療従事者の中にも、似たような経験や研究をされている方がおられると思うので、共同で研究することを望みたい。


ところで、なぜ想念(死者・生者)は病気とつながりがあるのかということであるが、その根拠は、この宇宙に存在する万物は「生エネルギーと命エネルギーと体エネルギー」で成り立っているということに尽きる。


近代文明とともに発達してきた西洋医学は、唯物論哲学・科学に基づくものだ。それは目に見える物は認めるが、目に見えない物は認めないという大前提があるがゆえに、目に見えないものは、医学の研究対象とならなかった。


しかしながら、万物は「生エネルギーと命エネルギーと体エネルギー」で成り立っている。体エネルギーは周知の通り目に見える『物質』であり、目には見えないが生エネルギーを『心質』と命エネルギー『間質』と私は呼んでいる。


生エネルギーと命エネルギーは、『物質』の中に見えない形で存在している。
例えば、風のない所で団扇で仰ぐと風が起こるようなものである。一見無いようにあるけれど、有るのだ。両者のつながりは下図のようになっている。


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この非物質である生エネルギーと命エネルギーと想念(死者・生者)は繋がっており、自律神経とも繋がっている。現代科学は、目に見える物質レベルの原子・分子までは認めているが、目には見えない生エネルギーと命エネルギーの存在は認めていない。また、分子生物学も同じ見解である。しかし、量子物理学は認めつつある。


自律神経系と「生エネルギーと命エネルギー」は、繋がっている

第4回で述べたが自律神経は、交感神経と副交感神経で成り立っており、両者のバランスがとれていれば健康であるが、崩れると病気の原因になる。この崩れる最大の原因のひとつがストレスだ。そして、このストレスは物質的(肉体)ストレスと精神的(心)ストレスと生活的(社会)ストレスの3つに分かれる。
このストレスを誘発するのが『生エネルギーと命エネルギー』であり、それが想念(死者・生者)である。だからこそ想念と病気は繋がっているということが言える。
紙面が限られているので詳しくは説明できないが『記憶と細胞』の関係において、別の視点から述べてみたい。


細胞は入れ替わっても記憶はなぜ残るのか?

人間の細胞は、臓器によって違うが一定の周期で生滅を繰り返している。なのになぜ記憶は生滅しないのだろうか?当然、記憶を記憶する脳を中心とした神経細胞は、生滅を繰り返すのだから、記憶も細胞の生滅とともに消えるはずだ。
なのにである。記憶は消えるものもあれば、消えずに残るものもある。物質的な遺伝子情報であれば引き継がれて当然だが、記憶は物質ではないし、想念ともつながっている。ここに、唯物的・肉体的・対症的な西洋医学では解明できないところがあり、逆に目には見えないが確かに存在する何かがあることを認めざるを得ないはずだ。それが生エネルギーと命エネルギーである。そして、前述のように生エネルギーと命エネルギーと想念と病気は繋がっていると言える。
それがゆえに、精神病・躁鬱病などの病気は、薬で抑えられても完全に治癒することは難しく、また、前回で述べたこともあり得るのだ。


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