連載(11)八百万神(人)々の結集 歴史の水分界


日本の国体に還れ

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日本の歴史を振り返ってみると、いつの時代も外圧にしろ、内圧にしろ、縄文時代から培われた日本の国体に沿って、民族の危機を乗り越えてきました。 近代日本の礎を作った明治維新もそうでした。 その根底に流れているものは、宇宙森羅万象の中に宿るムスヒの分霊としての崇高なる精神(宇宙本位=コスミカリズム)でした。


蛭川立氏の表現を参考にして言わせていただければ、内面に男性的な武士道精神(サムライスピリッツ)、外面に女性的な巫女道精神(ミコスピリッツ)を持った『大和魂』であり、それは日本の国体そのものです。 ところが、明治時代、富国強兵策のもと導入した欧米文明に染色され、内面が女性的な巫女道精神、外面が男性的な武士道精神にひっくり返り、日本が欧米になってしまったのです。


陰陽の逆転が起こったのです。 その結果が、難問山積の日本の姿です。このまま暴走すれば間違いなく日本は消滅します。再三、再四にわたって述べてきましたが、今こそ、日本の国体に還らなければならない分水界の極限状態の時なのです。


目覚めた人達が行動を起こす時です!

新しい未来社会とは、霊的活力を使う社会であります。その上で物的活力も利用するのです。 愛・奉仕・謙虚・感謝・親切に満ちた人ほど、つまり物欲の少ない人ほど豊かになる社会なのです。 また、富める人はそれを自分のためより人のために使うことに喜びを感じます。物と心のバランスを失わない社会なのです。


今の日本国諸々の政策は末期症状にある欧米型を踏襲しております。これでは何ら変わりませんし、ますます混迷の度合いを深めてしまうだけです。 今こそ、宇宙本位(コスミカリズム=日本文明・文化)を座標軸にした変革への行動を起こす時なのです。


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